【9月6日、9月12日開催】サイエンスフォーラム2020オンライン!

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新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、6月に予定しておりました「サイエンスフォーラム2020 in東京」を延期させていただいておりましたが、このたび代替方法といたしまして、以下のとおりWEB(オンライン)にて開催することとなりました。

開催場所に限定されず、どなたでもご参加いただくことができます!
また、オンラインセミナーのチャット機能を使うことで、研究者の先生方に直接質問することもできる、またとない機会です。
この機会にぜひお申込みください!

日本IDDMネットワーク サイエンスフォーラム2020オンラインの詳細とお申込はこちらから

お申込期日は【8月23日】までとなっております。
お早めにお申し込みください。

【1日目】2020年9月6日(日)※9月13日(日)まで動画で視聴可能。

13:30~14:15 テーマ1「大規模災害時の支援システム確立」

阪本雄一郎 (佐賀大学医学部附属病院 高度救命救急センター長)

突然の災害時に、インスリン注射のように健康や生命に関わる薬剤の所持情報を、避難所などにおいて速やかに確認することは極めて重要です。
我々は、中止をすると危険な薬剤の所持情報と、避難所などで入手できる類似薬剤の変更可能機能をもたせたアプリを開発しました。

 

14:15~15:00 テーマ2「バイオ人工膵島移植の実現」

霜田雅之(国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト長)

「バイオ人工膵島移植プロジェクト」は医療用ブタから製造したインスリンを自動調整分泌するバイオ人工膵島を血糖コントロールが難しい患者さんに移植できるようにすることが目標です。
そのためにブタ膵臓の摘出、膵島の加工、感染症検査、移植などの研究と各施設間での工程を全体として連携する研究を行っています。

 

15:00~15:45 テーマ3「ヒト膵島を用いた膵β細胞量増大の実現に向けた研究」

白川 純(横浜市立大学医学部内分泌・糖尿病内科 講師)

インスリンを産生する膵β細胞は膵島に含まれています。マウスやラットなどの動物の膵島が研究に使われてきましたが、人間(ヒト)の膵島と動物の膵島は、多くの点で異なっています。そのため、膵β細胞を増やす研究にはヒト膵島を用いる必要があります。
私たちは、ヒト膵島を用いて膵β細胞を増やす物質を発見しました。

 

15:45~16:30 テーマ4「1型糖尿病モデルマウスを用いたタークペプチドの前臨床試験」

佐伯久美子(国立国際医療研究センター 細胞組織再生医学研究部・客員研究員、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科先端血液検査学分野・非常勤講師)

高い熱産生能を持つ褐色脂肪細胞は様々なホルモンを分泌して糖代謝を促進します。
我々は、ヒト多能性幹細胞(含iPS細胞)から作製した褐色脂肪細胞を培養した際の上澄み液がインスリンの分泌を促進したり、筋肉へのブドウ糖の取り込みを促進すること見出し、1型糖尿病の新しい治療薬開発に繋げるべく研究を展開しています。

【2日目】2020年9月12日(土)※9月19日(土)まで動画で視聴可能。

13:30~14:15 テーマ5「自らの脂肪から再生医療技術で作成したインスリン産生細胞の自家移植による1型糖尿病根治に向けた研究」

池本哲也(徳島大学病院消化器・移植外科 特任准教授)

私たちは、局所麻酔で皮下脂肪を1gほど採取し、どんな細胞にもなれる幹細胞だけを増やし、続いてインスリンを血糖に応じて分泌する「インスリン産生細胞」を効果的に作製する方法を開発しました。
自己移植なので害の多い免疫抑制剤が要らず、移植も腹腔鏡(特殊なカメラ)で行いますので体に与える影響も少ないのが特徴です。

 

14:15~15:00 テーマ6「低血糖激減プロジェクト」

村田敬(国立病院機構京都医療センター糖尿病センター 医長)

この臨床研究では、適切な教育のもと、読み取り機をかざした時におおよその血糖値を表示するFreeStyleリブレを使うことで、従来の指先から採血する血糖自己測定器よりも低血糖(70 mg/dl未満)になっている時間が減る、という仮説を検証します。

 

15:00~15:45 テーマ7「インスリンを使用することなく血糖値を正常化する治療法」

坂野僚一 (名古屋大学総合保健体育科学センター 准教授) 

本研究では脂肪細胞で作られるレプチンというホルモンを用いることで、インスリンを使用することなく血糖コントロールを良くする治療法を開発します。具体的には、レプチンとレプチンの作用を増やす薬を組み合わせて使います。
また、インスリンを使わないのにどうして血糖値が下がるのか、についても研究しています。

 

15:45~16:30 テーマ8「次世代型抗体医薬 Antibody-drug conjugate (ADC)により免疫細胞を制御する方法の開発」

安永正浩(国立がん研究センター 先端医療開発センター 新薬開発分野 分野長)

ドラッグデリバリーシステム(DDS)を活用した抗体医薬の開発を行っています。DDSとは、必要なときに、必要な場所に、必要な量の薬を送り届ける技術のことで、薬の効果を高めて副作用を減らすことができます。
抗体医薬は魔法の弾丸として、がん細胞や自己反応性の異常細胞を特異的に攻撃することができます。

 

16:30~17:15 テーマ9「動物の体内でヒトの膵臓を作る」

山口智之(東京大学医科学研究所 幹細胞治療部門 特任准教授)

iPS細胞はからだ中のどの細胞にも変化できる万能細胞です。しかしいくら万能細胞でも、iPS細胞からシャーレの上で膵臓をつくる技術はまだ発明されていません。
私たちは、動物のからだの機能を借りて、動物のからだのなかにiPS細胞から膵臓をつくる技術の開発をめざしています。

 

いかがでしたでしょうか??

どれも大変興味深い内容ですね。

皆様のご参加をお待ちしております!

▼サイエンスフォーラムの詳細とお申込みはこちらをご覧ください。
https://japan-iddm.net/sympo_2020_web/

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