娘と私のドタバタ1型糖尿病ライフ 第16話~胃腸炎、そしてアセトン血性嘔吐症~

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こんにちは!
いつもコラムをご覧いただきましてありがとうございます!

実はつい先日
娘が胃腸炎をこじらせて3日間入院していました。
まさに、このコラムのタイトル通りドタバタでした…

新型コロナウイルスもそうですが、胃腸炎にも、皆様どうかお気を付けくださいませ…。
 

年間恒例行事になっている胃腸炎

普段は風邪をひくこともなく
インフルエンザも5歳の頃に1度なったきり。

そんな頑丈娘が、なぜか毎年のように胃腸炎になるんです…
しかも、毎年11月ごろ(笑)

まるで年間行事のようになっており、今年もかかってしまいました。

いつも通り夜ご飯をバクバク食べ、まったりとしたひとときを過ごしていると
突然の嘔吐。
数回吐いた後はすっきりしたのか、夜中に吐くこともなかったのですが念のために翌朝病院へ…

娘も胃腸炎はトラウマになっていることから、
自ら「点滴したい!」と言い、点滴をして帰宅しました。更にはお決まりの点滴おかわりまで…(笑)

病院へ行った後は顔色も良くなりすっきりしていたので
今回の胃腸炎は軽かったなぁ♪とほっとしていたのも束の間…
 

胃腸炎からのアセトン血性嘔吐症

調子が良いなぁと思っていたのですが
ちょっとお粥を食べさせるとやっぱり吐いてしまったので
経口補水液を少しずつ飲ませて対応していました。

夜中吐くことはなかった…のでホッとしていたのですが、朝方嘔吐が始まりました。

20分おきに、かなり苦しみながら吐く…
吐くと暫く楽になるが、また20分後くらいに吐く…の繰り返しです。

子供が辛そうにしているのって本当に辛いですし
変われるものなら変わりたいですよね…

翌朝病院へ行き、すぐに点滴。

その後症状は落ち着きましたが

血液検査・尿検査をしたところケトン体の一種である「アセトン」が出ており…
「アセトン血性嘔吐症」(「周期性嘔吐症」や「自家中毒」 と言われることもあります)
と診断され、念のために入院させてもらうことになりました。

 
✳アセトン血性嘔吐症とは、食事の摂取量が落ちたことで、体に蓄えた栄養分を使い果たしてしまうことが発症の主な原因。体脂肪の分解によって血液中にアセトン(ケトン体)が増え過ぎることでさまざまな症状が生じる。嘔吐がない期間は特に他の症状もなく、普通に日常生活が送れる。
 

3日間の入院

入院が決まった初日に、なんと娘はまぁまぁ元気で
お昼ごはんも普通のごはんをバックバク食べておりました(笑)

何この回復力…と思うほど。
食後も一切吐きませんでした。

この調子だと明日には退院できるかもね。というレベルでしたが
念のため、完全に腹痛がなくなり、完璧な状態で退院しましょう!

ということでじっくり経過観察をするため、3日間入院しました。
入院中は170gのごはんを完食するほどの食欲(笑)

先生が、退院の日に
「朝ご飯食べたら退院してもいいけど、どうする?お昼ご飯まで食べる?」
と聞いて下さったのですが、その際も
「昼ごはんも食べます!」と即答する娘(笑)
ちゃっかりお昼ご飯食べて退院しました。

入院中の血糖値管理は、いつものようにすべて私がしていました。

シックディでなかなか血糖値が下がらずに、悩まされましたが
先生も「高血糖でもしょうがないか、ぐらいで見守ってあげてください」と言って下さり
気持ちが楽になりました。

入院中は看護師さんたちが「インスリンポンプ見せて!」と見に来て下さり、インスリンポンプのプレゼンを何度かしました(笑)

「看護学校で見て以来だわ~!」などと、やはりまだまだ珍しい様子でした。
血糖値の実測の様子なども、「見れて良かった!」などと言って頂き、娘も鼻高々でした(笑)

他にも、娘が鬼滅の刃のたまごっちを持っているのですが、「たまごっち見せて!」と来られる看護師さんもおり、とても癒されました(笑)

残念ながら入院中お世話をおろそかにしてしまい、善逸っちが死んでしまって、最初からになってしまったことに娘がかなりショックを受けておりましたが

その後無事、無一郎っちに進化し、喜んでいました。
学校へ行っている間は私がお世話しなければいけないので、なかなか大変です(笑)
 

感謝の嵐

数日の入院生活で改めて思ったことは
医師や看護師さん、栄養士さんなどなど

本当に親切にして頂いて
毎日笑顔で接して頂いて
もう感謝の嵐でした。

「この人たちはこんなに毎日バタバタと忙しそうにしていて
なんで疲れた顔ひとつ見せず笑顔で接してくれるんだろう…」

と毎日感動しておりました。

3日間でしたが
娘も退院直後は「なんか寂しい…」と言うほど。

そしてやはり、1型糖尿病という持病はありますが
普段どこも痛みなく、平穏な日々が過ごせることはとても幸せだよねと
娘と改めて幸せを噛みしめました。

娘とかなり人生について語り合った3日間でした(笑)

娘は胃腸炎になってしまうと
いつも悪化してしまうので

「次回からは、症状が軽くても一旦入院をさせて様子を見ましょう」と
担当医師の方が言って下さり、すっかり胃腸炎トラウマになってしまっている私たちからすると、とてもほっとできる言葉でした。

とは言え
普段からしっかり、手洗いうがいを心がけて、健康的な生活をし、
免疫力を高めなるべく病気にならない体づくりをしよう!
と改めて気を引き締めることができた事件でした。

綺麗な朝日の写真は、看護士さんが「ここは癒しのスポットなんですよ」と、病院の廊下で教えてくれました。
とても綺麗で、娘に見せようと病室に戻り寝ていた娘を起こすと…
「朝日よりも朝ごはんの時間になったら起こして」と怒られました…(笑)

寒くなってきましたので、みなさんもどうか、体調管理お気をつけくださいませ!!

 
<関連記事>
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プロフィール

 

名前:セツコ(32)
9歳の娘が1型糖尿病
シングルマザー
宮崎県在住
Instagramアカウント@hagemaruchan_setsuko

 

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