拡がる 「健康経営」 の輪、保険会社アフラックも導入を宣言!

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予期しない入院や不慮の事故など、保険は私たちの 「もしも」 の場合に備え役立てられています。そうした事業特性を持つ保険会社のうち、アフラックが 「健康経営宣言」 を昨年12月に制定したことを発表しました。

 

アフラックが追求する 「CSV経営」 、健康経営宣言を制定

アフラックは同宣言において、コーポレートスローガンである “「生きる」 を創る。” を成し遂げるために社会に必要とされる存在であり続けるために、それを成し遂げる社員の健康が不可欠であるとしています。その全文は以下のとおりです。

アフラック 健康経営宣言

アフラックが「『生きる』を創る」保険会社として、社会に必要とされる存在であり続けるためには、それを成し遂げる社員の心身の健康が不可欠です。アフラックは、企業理念のひとつに「人間尊重」を掲げ、社員を「財産」として位置付けています。この理念のもと、多様な社員が心身ともに健康に生活し、仕事に取り組めるよう、社員の健康増進に積極的に取り組んでいくことを宣言します。社員の皆さんも、健康が一番大切であることを理解し、家族も含めた健康の維持向上に、積極的に取り組んでください。
社員の皆さんがいきいきと活躍することで、これからも、多くの方々の「『生きる』を創る」リーディングカンパニーを目指して、社会に貢献していきます。(出典:アフラック お知らせ より)
「PRESS IDDM」 で健康経営に取り組む企業に注目しているのは、社会に属する人間である以上、何かに帰属せずして生きることは不可能です。働く人であれば勤め先の企業経営の方針に大きく影響を受けることになります。長時間労働の是正が問題となっているように、企業の在り方一つが従業員の生命に関わる現実を社会全体で認識し、目を向けていくことはとても重要な時代となっています。

 

「健康経営」 がきれいごとでは済まない時代、企業の価値・信用度にも影響

「健康経営」 はその取り組みを後押しする意図から、?経済産業省と東京証券取引所は共同で 「健康経営銘柄」を毎年選定しています。導入企業では従業員の健康を保つことで意欲や生産性の向上を図り、ひいては組織が活性化され、企業価値が向上することを視野に入れています。それにより、投資家からの理解と評価を得ることで株価の向上にもつながるとの期待もされています。
また、日本政策投資銀行では 「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」 を融資制度に加え、従業員の健康への配慮が優れている企業には優遇金利を適用するなど、社会的信用度に関わる取り組みとなっています。
アフラックではこれまでも社会貢献活動に先進性をもって着手してきており、CSR(企業の社会的責任)から一歩前進する概念のCSV(共有価値の創造)経営を標榜しています。CSVはCSRの概念よりも、社会問題や社会課題の解決に貢献することで、社会的価値や企業価値を高めていくことを狙ったもの。
医療費問題など解決の難しい課題が多い日本社会ですが、企業ぐるみで従業員の健康を守っていく経営がスタンダードになっていくことを願います。

 

■ 出典、参考
American Family Life Assurance Company of Columbus Webサイト
株式会社日本政策投資銀行 DBJ経営(ヘルスマネジメント)格付

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