画像出典:DarioHealth 公式HP
9月16日に iPhone7 が発売されました。以前から予想されていたとおり、 Lightning コネクタとオーディオ出力を統合し、イヤフォンジャックがなくなりました。このことを見越した DarioHealth は、 Apple 社からの発表があった翌日、新たな血糖値測定器の情報を公開しています。
病気の進行を食い止める次世代デバイス!血糖値管理をより手軽なものへ
糖尿病患者さんとその予備軍の方にとって非常に有用とされるこの機器は、 Lightning コネクタに挿して使用することができます。これによって iPhone7 で血糖値を測定し、現在の結果やその推移をアプリで簡単に確認できるようになります。また、計測データは掛かり付けの医師にも送信されるため、病気の治療・改善に大きく貢献するものと考えられます。さらに、アプリを使って患者さんの精神面・環境面の記録や、口にしても良い食品一覧の提供を行うとしています。病状悪化の原因となるストレスの軽減や、食事療法のサポートにも期待が寄せられます。
DarioHealth の CEO エレス・ラファエル氏は今回のニュースについて、本事業を以前より着手していた事業であるとし、「複雑なモバイルエコシステムを渡り歩く我々のフットワークの軽さは、 DarioHealth の特にヘルスケア市場における斬新な技術の最前線に位置する志を表すものである」と語っています。
イヤフォンジャック挿入版は好評の模様、 Lightning コネクタ挿入版は来年初頭に発売予定
DarioHealth はイスラエルに拠点を置く企業で、糖尿病患者向け血糖値測定器を提供しています。これまでも血糖値モニタリングシステムを発表しており、イヤフォンジャックに挿入して使用する機器を今年4月に米国で発売しました。それから2か月で登録ユーザー数は4,900人、月間アクティブユーザー数は2,300人にのぼり、640万ドルの現金資産を得たと公表しています。また、第2四半期の成長率が100%を超えたと同国で報じられました。
今回のデバイスはイヤフォンジャック挿入機器と同じ機能・デザイン。異なる点はLightningコネクタ挿入部分のみで、コンパクトなサイズと簡単な操作性ができるようになるとされています。身近なスマートフォン一台で、血糖値測定が簡単にできるようになるとあって、日常生活のなかでの健康意識を保つことができそうです。
DarioHealthはすでに米国で販売するための認証をFDAから取得、Lightningコネクタ版を来年初頭に発売する予定だとしています。一刻も早い日本での展開が待たれます。
■参考
ジオマ株式会社 ReadWrite
ネオス株式会社 Health Watch