サノフィ株式会社、超速効型インスリンアナログ製剤のバイオシミラー『インスリン アスパルトBS注 NR「サノフィ」』を発売

LINEで送る
Pocket

サノフィ株式会社は、インスリン アスパルトBS注ソロスターNR「サノフィ」、インスリン アスパルトBS注カートNR「サノフィ」、インスリン アスパルトBS注100単位/mL NR「サノフィ」(一般名:インスリン アスパルト(遺伝子組換え)[インスリン アスパルト後続1]、以下NR「サノフィ」)を、5月31日に発売開始しました。

特徴

NR「サノフィ」は、「ノボラピッド®注」[一般名:インスリン アスパルト(遺伝子組換え)]と同じアミノ酸配列を有しているバイオ後続品(バイオシミラー)です。

バイオ後続品は、国内で既に承認された先行バイオ医薬品と同等/同質の品質、安全性、有効性を有する医薬品として開発され、先行バイオ医薬品と同様の治療の選択肢を提供することで、経済的負担の軽減や医療費の削減に貢献することが期待されています。

サノフィ株式会社は2020年6月に、ヒューマログ注(日本イーライリリー)のバイオシミラーであるインスリン リスプロBS注 HU「サノフィ」の販売を開始しており、超速効型インスリンアナログ製剤としては国内で2つ目のバイオシミラーとなります。

薬価(2021年7月3日現在)

インスリン アスパルト BS 注ソロスター NR「サノフィ」(1,418円)

インスリン アスパルト BS 注カート NR「サノフィ」(746 円)

インスリン アスパルト BS 注 100 単位/mL NR「サノフィ」(218 円)
※1バイアル 2,180円

その他

効能・効果:インスリン療法が適応となる糖尿病
国内の製造販売承認:2021年3月23日取得
薬価収載:2021年5月26日

バイオシミラーは、新医薬品ではないため投薬期間制限は設けられず、発売日の2021年5月31日から長期投与可能となっています。

なお、2020年度診療報酬改定に伴い、2020年4月より設けられた「バイオ後続品導入初期加算」の対象となっている。これは患者にバイオ後続品に係る説明を行い、バイオ後続品を処方した場合に、初回の処方日に属する月から3ヶ月を限度として、月1回150点を所定点数に加算できるというものです。

Related posts:

LINEで送る
Pocket