第29回日本小児・思春期糖尿病学会にて、前田泰孝先生(南昌江内科クリニック/南糖尿病臨床研究センターセンター長)から、糖尿病患者の運転時に気をつけることについてお話がありました。
そこで、糖尿病患者が運転するときの注意点についてご紹介します。
1型糖尿病患者が運転時に気を付けること
(1)運転前の血糖値の確認
運転前に必ず血糖値を測定し、低血糖のリスクがないことを確認します。安全な血糖値の目安は100mg/dl以上
(2)運転中の血糖管理
空腹時や運動後は低血糖になりやすいため、運転前に軽食を摂ることが推奨されます
(3)低血糖時の対処
車内にブドウ糖や糖分を含む飲み物を常備し、低血糖の兆候が現れた場合にすぐに対応できるようにします
低血糖による意識障害の事故を起こさない為にも、日ごろから自分の血糖値の変化を記録し、どの時間帯に下がりやすい等傾向を把握しておく必要があります。また、少しでも不安を感じたら担当の主治医に相談し、適切に対処しましょう。
参考文献
http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/080/050/01.html
Related posts:
日本IDDMネットワーク、「1型糖尿病研究基金」 第11回研究費助成課題募集のお知らせ
第1回山田和彦賞、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長へ <賞金1000万円>授与と記念講演を開催
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社、新型のインスリン注入器「ノボペン® 6」、「ノボペン エコー® プラス」を発売