1型糖尿病を治すための研究が進んでいます!
共同通信社より、日本IDDMネットワークが研究助成を以前行った明治大学の長嶋比呂志教授らが進める研究について記事が配信され、各媒体に掲載されました。
人の膵臓をブタで作製へ、明治大 年度内にも研究開始 | 共同通信
その他の媒体に掲載された記事はこちらからまとめてご覧いただけます。
ニュースになった申請中の研究とは?
今回報道された文部科学省に申請中の研究は下記のようなものです。
① 膵臓が作れないように遺伝子改変したブタの受精卵にヒトのiPS細胞を入れた「動物性集合胚」を作製。
②その動物性集合胚をブタの子宮に移植。
③胎児の膵臓の中にヒトのiPS細胞由来の細胞がどの程度残存するのか調べる。
今回の研究計画が了承されれば年度内にも研究が開始され、iPS細胞由来のヒトの臓器が動物の体内で作成できる日を目指した研究が進められます。
※動物性集合胚について詳しくは下記リンク先(PDF)をご覧ください。
長嶋教授のこれまでの研究について
今回のニュースで登場する明治大学の長嶋比呂志教授は、日本IDDMネットワークが研究助成を行ったテーマ「医療用ブタの作製に必須となるオペ室や無菌飼育室の設備整備に関する研究」で臨床試験で使用できるレベルの無菌状態であるDPFブタを育成できる設備を整備され、実際に育成が可能であることを確認されました。
研究テーマの詳細はこちら(PDF)からご覧いただけます。
長嶋教授が育成可能であることを示したDPFブタは、国内初のバイオ人工膵島移植の実現を目指したプロジェクト達成に必要不可欠なものです。
ふるさと納税によるバイオ人工膵島プロジェクトの支援について
このDPFブタを使用したプロジェクトを推し進めるため、①ヒトに適した「バイオ人工膵島」の開発、ならびに②移植したバイオ人工膵島が長期生着するための研究、のためにふるさと納税のガバメントクラウドファンディング「実現まであと少し!不治の病「1型糖尿病」を根治する研究をご支援ください」が2020年1月末まで実施中です。
ぜひ、日本中で進められている1型糖尿病の根絶を目指した研究の実現のためにご協力ください。