<第5回>バイオ人工膵島移植の進捗状況(霜田雅之先生)

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日本での移植実現に向けて尽力を続ける国立健康危機管理機構の霜田雅之先生に、進捗状況を毎月報告していただいております。
第5回は、安定した製品の規格化と衛生度の高いブタ由来膵島の安定供給体制の確立を進めている様子等についてです。

また、バイオ人工膵島移植分野の第一人者である松本慎一先生(日本初の膵島移植医で医療用ブタ開発のために自ら法人まで立ち上げられました)からも、毎月報告していただいております。
【第5回】バイオ人工膵島移植の進捗状況(松本慎一先生)

バイオ人工膵島移植の進捗状況(7月)

皆さま、いつも温かいご支援をありがとうございます。
バイオ人工膵島プロジェクトは、先月に引き続き、効果を一定程度均一なものとするため移植グラフト(体内に移植されるバイオ人工膵島のこと)の規格化(例えばインスリンが分泌される量や移植グラフトの体積を一定範囲にするなど)と衛生度の高いブタ由来膵島の安定供給体制の確立に向けた準備を進めております。細かい地道なことですが、重要な点です。米国のイリノイ大学や中国ではブタ膵島移植の研究が少しずつ進んでいると発表されていますが、医療として確立するには、医療用ブタの安定した供給が鍵の一つと考えております。その体制整備も含め、医療用ブタ開発機構等と協力しながら今後も地道に準備を重ね、移植に向け努力してまいります。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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◆霜田雅之先生連載記事
▶ <第1回>バイオ人工膵島移植の進捗状況(霜田雅之先生)
▶ <第2回>バイオ人工膵島移植の進捗状況(霜田雅之先生)
▶ <第3回>バイオ人工膵島移植の進捗状況(霜田雅之先生)
▶ <第4回>バイオ人工膵島移植の進捗状況(霜田雅之先生)
▶ <第5回>バイオ人工膵島移植の進捗状況(霜田雅之先生)
◇松本慎一先生連載記事
▶ 【第1回】バイオ人工膵島移植の進捗状況(松本慎一先生)
▶ 【第2回】バイオ人工膵島移植の進捗状況(松本慎一先生)
▶ 【第3回】バイオ人工膵島移植の進捗状況(松本慎一先生)
▶ 【第4回】バイオ人工膵島移植の進捗状況(松本慎一先生)
▶ 【第5回】バイオ人工膵島移植の進捗状況(松本慎一先生)

プロフィール
名前:霜田雅之
国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 膵島移植診療科長、膵島移植センター長
国立国際医療研究所 膵島移植企業連携プロジェクト プロジェクト長

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