ノボ ノルディスク、「子どもの糖尿病を克服する (Changing Diabetes R ) 」 プログラムの4年間延長を発表

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11月14日、ノボ ノルディスク (Novo Nordisk) は、 2009 年に開始した開発途上国の1型糖尿病の子どもたちに糖尿病ケアとインスリンを無償提供する 「子どもの糖尿病を克服する (Changing Diabetes?R ) 」 プログラムを、さらに4年間延長することを発表しました。

延長によって、カンボジア、コートジボワール、ミャンマー、セネガル、スーダンの5ヵ国がプログラムに加わります。この結果、2009年の開始以来、2020 年までの計 11 年間で、2 万人以上の子どもたちに糖尿病ケアとインスリンが無償で提供されることになります。

(マルチメディア ニュースリリースはこちらからご覧になれます)

 

「子どもの糖尿病を克服する (Changing DiabetesR) 」 プログラムとは?

本プログラムのグローバルパートナーとして名を連ねるのは、ノボ ノルディスク、ロシュ (Roche) 、国際小児思春期糖尿病学会(ISPAD:International Society for Pediatric and Adolescent Diabetes)、世界糖尿病財団 (WDF:World Diabetes Foundation) です。すでにプログラムが導入されている 9 ヵ国 (カメルーン、コンゴ民主共和国、エチオピア、ギニア、ケニア、タンザニア、ウガンダ、バングラデシュ、インド)では、同プログラムは現地のパートナーたちとの官民連携で実施されています。

このプログラムは、持続可能な良質のケアと、糖尿病の診断率の改善を支援することを目的とし、 「子どもの糖尿病を克服する(Changing Diabetes R)」 と銘打ち創設されました。2009 年の開始以来、アフリカと東南アジア 9 ヵ国の子どもたち 1 万 3,700 人がヒトインスリンと糖尿病ケアの無償提供を受けることができました。

これらの国々の保健省は、 「子どもの糖尿病を克服する (Changing DiabetesR)」 プログラムが現行のヘルスケア体制で機能するよう重要な役割を果たしているとしています。

インスリンの無償提供だけでなく、持続可能なヘルスケア体制の開発支援を目指す同プログラムにおいて、ノボ ノルディスクの社長兼 CEO である、ラース レビアン ソレンセンは 「医薬品の無償提供だけで複雑な医療の課題が解決するわけではありません。ですから、私たちはこのプログラムの初めから、インスリンの無償提供とともに1型糖尿病の子どもたちの現在と未来にわたる生活を改善する持続可能な解決策を実現するよう、現地のパートナーと密接に連携してきました」 と語っています。

 

プログラム開始で好転した子どもたちの平均寿命、人生の変革

このプログラムが導入される以前、10年ほど前にはアフリカのサハラ砂漠以南に住む 1 型糖尿病と診断された子どもの平均余命は、多くの場合1年以下という衝撃的なものでした。現在、前述のとおり彼らを取り巻く環境は、プログラムによって大幅な改善がなされています。インスリンの無償提供と同時に、糖尿病にどのように対処すべきか?をも学ぶことができるため、子どもたちの人生を変えたとも言われています。

プログラムに登録している大勢の子どもたちは、現在コントロール良好で、健康的な生活を送ることができています。これまでに 108 ものクリニックが新たに開設され、約 7 千人以上の医療従事者が糖尿病ケアの研修を受けました。

冒頭に述べたとおり、本プログラムがさらに4年間延長されたことは、非常に喜ばしいことであると共に、プログラム終了後も現地に根付き、継承されていく仕組みづくりの重要性も忘れることはできません。

 

■ 出典

株式会社共同通信社 共同通信PRワイヤー

ノボ ノルディスクファーマ株式会社 プレスリリース

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