佐賀県のふるさと納税によるNPO支援で進む「バイオ人工膵島移植プロジェクト」

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日本IDDMネットワークが推進する 「バイオ人工膵島移植プロジェクト」 の環境が整いつつあります。

現在、CPC(膵島細胞加工センター)の建設に向け自治体向けクラウドファンディングの本年度目標額を7000万円に設定し、これまでに約6950万円を集めています。去る3月13日、有楽町にある 「ふるさとチョイスCafe」 にてその一部を目録として国立国際医療研究センターに手渡しました。

 

佐賀県のふるさと納税によるNPO支援で根治が現実的となった!

ふるさと納税について理解を深めるため地域特産品の展示などがある 「ふるさとチョイス cafe」(ふるさと納税大手仲介サイト 「ふるさとチョイス」 を運営する株式会社トラストバンクが手がける店舗) で、佐賀県および佐賀県に事務局を構える日本IDDMネットワークが寄付金を研究者に直接贈呈した様子が佐賀新聞に掲載されました。詳しい内容は佐賀新聞をご覧ください。

日本IDDMネットワークはふるさと納税による寄付金を主な財源として、1型糖尿病の根治につながる治療法として高い可能性を持つ 「バイオ人工膵島移植プロジェクト」 の研究者へ寄付助成を続けています。佐賀県は全国でも珍しい、ふるさと納税でNPOを支援する取り組みを行っており、2014年からは上記の 「ふるさとチョイス」 による自治体向けクラウドファンディングを導入し、一気に資金調達力を強化してきました。多くの継続的な支援を受け、現在着々と1型糖尿病の根治に向けた環境が整いつつあるのです。

対処療法に過ぎないインスリン補充の他に有効な治療法として膵島移植がありますが、日本ではドナーが少ないため現実的かつ確実な治療法とは言い難い現状があります。そんななか立ち上がったのが、医療用のブタの膵島細胞を特殊な膜で包んで移植する「バイオ人工膵島移植」なのです。

 

「バイオ人工膵島プロジェクト」 、先端研究者らと協力のもと進む環境整備

「バイオ人工膵島移植プロジェクト」 に参加するのは霜田雅之国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト プロジェクト長、小玉正太 福岡大学基盤研究機関 再生医学研究所 所長、長嶋比呂志 明治大学農学部生命科学科発生工学研究室教授、といった 最先端研究者の方々です。このプロジェクトの実現には、日本国内で膵島細胞加工施設および医療用のブタを育て検査をする施設が必要です。

「バイオ人工膵島移植プロジェクト」の全体概要

 

「ブタからヒトへ」 といった異種移植に必要となるのが【医療用ブタの飼育施設】、【感染症の検査体制】、【移植する膵島を作成する細胞加工センター】 。佐賀県と日本IDDMネットワークは、飼育施設の建設のため明治大学へ1500万円(今月末に500万円の追加助成を予定)、感染症検査体制の構築のために京都府立大学へ1000万円を既に助成しています。

【ふるさとチョイス/日本IDDMネットワーク】 のページはこちらから

https://www.furusato-tax.jp/gcf/77

 

■ 出典

株式会社佐賀新聞社 佐賀新聞

株式会社トラストバンク ふるさとチョイス

 

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