糖尿病学の進歩2018レポート① 〜低血糖の軽減を目指した新機能搭載のインスリンポンプ ミニメド640G~

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明日3月3日まで、「第52回糖尿病学の進歩」が福岡で開催


本日3月2日から2日間、福岡県の福岡サンパレスと福岡国際会議場にて、「第52回糖尿病学の進歩」が開催中です。

この度、専務理事の大村詠一がプレスとして企業展示ブースをメインに取材してきましたので、複数回に分けてレポートさせていただきます。

 


スマートガードテクノロジー搭載のミニメド640Gシステム


糖尿病患者の血糖コントロールと生活の質の両立には、低血糖管理は大きな課題だと考える日本メドトロニック株式会社は、低グルコース前一時停止機能「スマートガード」を搭載した、ミニメド640Gシステムの発売に向けて準備中であることを紹介していました。

 


スマートガードとは?


スマートガードは、

■ センサグルコース値が事前に設定した下限値に近づくと基礎インスリン注入を一時停止

■ センサグルコース値が回復すると注入を自動的に再開

する低血糖の低減を目指した機能です。

※その判断材料となるセンサグルコース値を測定する持続的グルコースモニタリングとの併用が必要

実際に、4,818人の患者から得た実計測データに基づくと、スマートガードが機能した場合の75%が設定した下限値に達さなかったと発表しています。

 


取材してみて


既に海外では発売されているミニメド640Gシステムが発表されたことは朗報であり、スマートガード機能は夜間など血糖コントロールのためにインスリン注入や補食などの介入が難しい時間帯の低血糖に悩まされる患者に歓迎される機能だと思いました。

ただ、実機を触れていないので使い勝手や価格、発売時期などの詳細が不明なので、5月の日本糖尿病学会等での追加取材を行いたいと思います。

 

 

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