レポート第2弾は、持続グルコースモニタリングに関する新製品
「第52回糖尿病学の進歩」企業展示レポート第2弾は、持続グルコースモニタリング(以下CGM)に関する新商品についてです。
昨日ご紹介したミニメド640Gシステムと同様、実機の展示がなかったことが残念ですが、海外で既に活用されているデバイスがいよいよ日本上陸のカウントダウンを始めたようです。
スマートフォンでセンサグルコース値の変動を閲覧可能に
日本メドトロニック株式会社は、同社のCGMセンサーが読み取ったセンサグルコース値をスマートフォンに5分間隔でデータ送信し、センサグルコース値の変動を閲覧可能にする「ガーディアンコネクトシステム」の発売に向けて準備中であることを紹介していました。

カスタマイズ可能なアラート機能付き
ガーディアンコネクトシステムでは、センサグルコース値が事前に設定した上限値、そして下限値に達した場合にアラート通知させることが可能です。(通知の表示画面や音、音量については未確認)
これにより患者の低血糖や高血糖に対する回避行動を促すことが期待されています。
連携アプリは iOS9 以上でのみ対応(2018年2月時点)
気になる連携アプリは、上記のシステム写真からも分かる通り、現在のところ iOS のみの対応となっています。

取材を終えて
ミニメド600シリーズを使用している人はもちろん、センサグルコース値は知りたいけれど、そのためにインスリンポンプを導入するまでもないと考えていた人にも歓迎される製品かと思いますが、対応する公式アプリが現在 iOS 版しか発表されていないので、Android ユーザーには辛い状態です。
ミニメド640Gシステムと同様に使い勝手や価格、発売時期などの詳細が不明なので、5月の日本糖尿病学会等での追加取材を行いたいと思います。
英語が得意な方は、下記の海外サイトでも情報が公開されていますのでご覧ください。
■ Guardian Connect | Medtronic HCP