糖尿病の発症・悪化を食い止める!凸版印刷が糖尿病の早期発見に向けた受診率向上を目指す新サービスを開発、提供開始へ

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“自覚症状のないケースが多い” 、それが糖尿病予備軍の怖いところだといいます。医療機関への行くよう勧めてもなかなか受診に繋がらず、結果として糖尿病を重症化させてしまうのです。
そんな問題を解決しようと、凸版印刷株式会社 (以下、凸版印刷) が 「糖尿病ハイリスク者向け受診率向上プログラム」 を開発、10月よりサービスの提供を開始すると発表しました。

 

対象者を分析してタイプ別に受診を促す 新たな糖尿病の受診促進方法

「糖尿病ハイリスク者向け受診率向上プログラム」 とは、糖尿病を発症・悪化させてしまう可能性が高い人に向けて、医療機関への受診を促進してくれるサービスです。凸版印刷が企業や健康保険組合へ、受診率を上げるために必要な機能を総合的に提供します。
具体的には、まず過去の健診実績や定性調査などから診療への関心度などを解析します。その後、対象者をタイプ別に分類し、受診促進を行うというもの。これは個人に宛てたダイレクトメールやコールセンターからの電話による奨励など、それぞれに合わせたアプローチ方法で展開されます。
さらに同社は、糖尿病治療に関心の高い対象者へ情報を発信する Web サイトや問い合わせ窓口となるコールセンターの機能を、高いセキュリティ性および顧客データ管理システムとともに提供する方針です。
これらのサービスから得られた効果は、独自のテンプレートを用いて検証し、次年度の施策改善に活用するとしています。

 

凸版印刷が培ってきたノウハウで病気を予防する 今後は健康運動指導士の育成なども視野に

当プログラムは今年の1月から3月にかけて効果検証が実施されました。トッパングループ健康保険組合と連携し、糖尿病の疑いがある対象者のワークスタイルを解析、ダイレクトメールなどいくつかのパターンから糖尿病のリスクを訴えるといった、複数の要素を組み合わせたアプローチを行いました。その結果、医療機関での受診促進を高めることに成功したといいます。
凸版印刷は今年の7月に、食事内容を分析することで糖尿病・慢性腎臓病などの重症化の予防支援を行う、法人向け健康管理サービス 「快食番人 Manager?」 の提供を開始しています。また、今後は健康運動指導士の育成や病態別運動プログラム開発なども行っていく予定としています。

糖尿病の重症化予防領域において、各種サービスの開発に取り組み、強化を続けている凸版印刷。今後も同社のように、企業が持つ知見とコミュニケーション手法によって、病気の発症や重症化を防ぐサービスの開発が期待されます。

 

■ 参考

株式会社マイナビ マイナビニュース
凸版印刷株式会社 ニュースリリース
凸版印刷、糖尿病予備群の受診率向上~糖尿病のハイリスク者向け、最適化により高い受診率を実現する受診勧奨サービス開始~
凸版印刷、食事内容を分析し、糖尿病や慢性腎臓病などの重症化予防をサポートする法人向け健康管理サービス「快食番人Manager」の提供を開始

 

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