こんにちは!
「娘と私のドタバタ1型糖尿病ライフ」をご覧いただき誠にありがとうございます!
秋になると、ふと娘が保育園時代に1型糖尿病を発症し、当時通っていた保育園を転園しなければいけなくなった時のことを思い出します。
今回は、
どんな理由で転園となったのか…
どんな手順で転園したのかについてをお届けします!
看護師さんの有無
1型糖尿病ということが発覚した時…当時通っていた保育園は家から一番近い保育園で、少人数制で教育にも力を入れている保育園。
英語の先生もイケメンだった…←
ちょうど、年長さんになったばかりの頃だったので、あと1年で卒園だぁーと思っていたところだったのですが、1型糖尿病を発症し、これからインスリン注射が必要になると伝えると、その保育園には看護師さんがいないため、インスリン注射の管理や、血糖値の管理はできないと言われました。
そりゃそうですよね…
当時通っていた保育園は私立保育園でしたが、自治体が運営している公立の保育所であれば看護師さんが在籍しているので、公立の保育所への転園を勧められました。
夫婦でフルタイムで仕事をしていたので、保育園に預けずに自宅で子供を見る。という選択肢もなく…泣く泣く転園を決意しました。転園までの間は、インスリン注射が園でできないため、給食前のお昼には迎えに行くという形をとっていました。
どうやら、インスリン注射をするという行為が医療行為となるので、それが看護師さんがいなければなかなか難しいようです。
まずは市役所へ相談してみると「1型糖尿病のお子さんは市内にも数人いますし、○○保育所ならすぐに転園できますよ」と言われました!
な、なんと頼もしい!!
一応この頃に、私は正社員として働いていましたが、いつでも帰宅できるように…と時給制のアルバイトにさせてもらいました。
正社員だと…なかなか子供のことで早退するのが申し訳なくて…でも時給制だと働いた分だけなので、お給料は下がりましたが気持ちがとても楽になりました。
新しい保育所の面接へ
市役所から紹介された保育所は、なんとたまたま、0歳児の時に通っていた保育所だったんです。1年ほど通ったのですが、家から若干距離があったので、近所の保育園に転園したんです笑
つまり出戻りです笑
以前通っていたとは言えども、面接に行かなければいけなかったので、数年ぶりに保育所へ行くと、保育士さんが娘のことを覚えてくれていました!
見覚えのある子供たちもいて、これなら娘もあまり気を張らずに通えそうだな…と一安心。
自宅からは遠くはなりますが…それでも1型糖尿病の娘を受け入れてくれて、看護師さんのサポートがあるのであればもう…どこへでも行きます!ひと山ふた山越えてでも!!って勢いでした。実際坂道が多い場所だったので…真冬でも汗ばみながら自転車こいで送り迎えしてました笑
看護師さんもとても優しい方で、私が色々説明をし、最後には「このような経験はなかなかできないので、勉強になります。」と言って頂きました。
こうゆう系の言葉は一気に涙腺が緩みますね…
通っていた保育園を離れるのは心が痛い
新しい保育所が決まってホッとしたものの、本当なら卒園まで一緒に過ごせたはずの友達と別れるのはとても辛いものでした。
最終日は、泣いてくれるお友達もいたり…保育士の方たちも寂しがってくれたりと…親である私の方が泣きそうになっていました。
そして翌日…新しい保育所へ通う初日も、寂しそうな顔をしていました。親としてもその時はとっても心が痛くて…
寂しげに園を去る娘。
寂しげに新しい保育所へ行く娘の顔を見ていると、この寂しさとか悲しさが、違うものに形を変えていつか娘の力になりますように。と祈るばかりでした。
あっという間に馴染む娘
切ない気持ちに打ちひしがれながらも新しい保育所へ通い始めました。その頃から自分でインスリン注射ができていたため、特に問題が発生することもなく、安心して過ごすことができました。
通い始めてから数日後には同じクラスの子達を叱り倒していたようです…笑
「片付けしなさい」
「呼び捨てにしちゃダメ」
「座りなさい」etc
数日で小姑のような立ち位置になっていた娘…さすが…保育士さんからも
「先生がひとり増えたみたいで、すごく助かります笑」と言われました。
言い方がきつい時があるので…そこが難点なんですけどね涙
でも子供って、親のせつな〜い気持ちや、さびし〜い気持ちをよそに子供なりに世界を作っていって、上手に生き抜いてますよねぇ…
親が心配しているうちのほとんどは、心配する必要すらないようなことなのかもしれませんね笑
逆にこの世知辛い世の中での生き抜き方を、娘に教えられているような気さえします。
言いたいことも言えないこんな世の中ですものね…ポイズン…。
看護師さんに感謝
1型糖尿病を発症し、転園しなければいけなくなった時には絶望すら感じましたが…
転園をすること自体は、寂しさはあったものの割とスムーズにトントン拍子に進みました。
そして、看護師さんの手厚いサポートで安心して預けることができました。担当医の方とも電話で何度もやりとりをしてくれたりと、沢山娘のために時間を割いて頂き感謝しかありません。
そして何より、保育園の頃から自分で血糖値をチェックして、自分でインスリン注射していた娘を改めて褒めてあげようと思います。(最近はちょっと褒めると「じゃ、お小遣いは?」と生意気なこと言うので調子に乗らないように褒めようと思います。笑)
現在も小学校の保健の先生にはもう頭が上がらないほどお世話になっていますし、多くの人に支えられて生きていることを、親子共々忘れてはいけないなぁと改めて感じました。
宮崎はまだまだ暑くて10月上旬でもノースリーブで過ごしておりますが…風邪などひかないよう、お気をつけください♩今回もお読みいただきありがとうございました!
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